文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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平成25年度卒業研究発表会が行われました

1月25日(土)午後、国際文化・観光学科の卒業研究発表会が行われました。卒業研究提出の締め切り日から5日目の日程で行われたにもかかわらず、発表者はみな、これまでの学びと研究の成果を堂々と発表してくれました。発表者と報告題目は以下の通りです。
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10分間で自身の研究の大筋を過不足なく説明し、そのあとの質疑応答をこなすというような作業は、そう簡単なことではありません。まして、教員や下級生が耳を傾けている中でのプレゼンテーションですから、報告者の皆さんが緊張気味だったとしても不思議ではありません。でもこの緊張感が発表会の雰囲気をきりっとしたものにしてくれました。はつらつとした報告ぶりときびきびとした受け答えが印象的な発表会でした。
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by bwukokusai | 2014-01-28 14:54 | ニュース&トピックス

伸びる新人に共通すること

私は航空会社に25年ほど勤務していました。いろいろなセクションで働かせていただきましたが、客室本部が一番長く、新しいサービスの企画をしたり、乗務員が使うマニュアルを作ったり、客室乗務員として飛んでいたこともありました。客室乗務員を養成する訓練部にいたこともあり、それが今の仕事に繋がっています。

航空会社には毎年多くの新人が入ってきます。通常で200人、多い時には800人くらいの新人がチェックアウト(実戦配備)していきます。直属の部下として80人くらい、訓練担当者として1000人くらいの新人たちと働く中で感じたことは、「訓練中の印象は当てにならない」ということです。心配と頭痛が制服を着ているのではないかと思った新人が、数年後に配属先で素晴らしい評価を得ていることも多々ありました。一方で、「チェックアウト後1年で伸びない新人は、5年後もダメ」という印象も持っています。つまり、訓練部での評価は当てにならないが、お客様の前に出て1年で伸びなければ、先はしれているということになります。どういうことでしょうか。

訓練部で良い成績を取るのは、要領のよさであり、いわゆる「お勉強」に慣れているかどうかがモノを言います。これはものすごく大切な能力と言えます。要領が良いというのは勘所(かんどころ)が良いということであり、その後の成長にも大きく作用します。でも、それが無くても、すごく伸びる人が居るのはなぜでしょうか。

私は仕事に対する考え方の違いではないかと思います。客室乗務員の主たる仕事は接客です。サービスには、多くの場合、犠牲が伴います。相手が望むことに応えるには、体力も気力も時間も使うからです。どんなに疲れていても、いつもと同じように笑うというのも一種の自己犠牲だと思います。お客様の立場になって考えるということは、どんな時でも自分の都合よりお客様の都合を優先できるかというのと非常に近い場合が多いのです。

「客室乗務員になったのは何がしたかったのか」「客室乗務員になったのはGOALなのか、STARTなのか」といった仕事に対する考え方は、人によって大きく違います。でも、それが最初の一年に大きく影響するような気がします。そして、きっとこれは、どの仕事を選んだ場合でも言えることなのではないでしょうか。

准教授 小川祐一
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by bwukokusai | 2014-01-28 09:00 | 教員コラム

「横浜プチ散歩:平成,昭和,大正,明治,江戸時代にタイムトラベル」

横浜港は今年で,開港155周年。横浜マリンタワーは,開港100周年を記念して昭和36年1月15日に開館したタワーです。高さ106メートル,灯台としての役割も持ち,灯台の地上高世界一としてギネスブックに記録されました。平成20年9月に灯台としての役割を終えて廃止されました。横浜港北水堤には明治29年に建てられた赤灯台があります。また,東水堤に設置された白灯台は,現在氷川丸桟橋の先端に移設されています。

山下公園から横浜港遊覧のシャトルに乗船すると,マリンタワー,氷川丸,白灯台,赤灯台などを海から眺めることができます。おすすめは,午後4時頃出発のマリンシャトルです。沈みゆく夕日,冬の澄み切った青空,ブルーとオレンジ色のコントラストは,江戸時代の浮世絵の空をみるようです。太陽が沈むと,みなとみらい21の高層ビル群,大観覧車や工場地帯,ゆずの歌で知られる「赤いキリン」,それぞれのイルミネーションが競い合うように輝き始めます。
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私たちの身近な街角には,江戸から平成へとさまざまな時代の足跡が残されています。横浜情報文化センターは,昭和4年に関東大震災の復興記念として建てられた商工奨励館を保存し,新築した複合施設です。内部には,幕末から現代まで日本の新聞の歩みを展示した日本新聞博物館の他,新聞ライブラリー(一般公開無料),放送ライブラリー(放送番組,CMを無料公開)などの専門機関があります。マスコミの歴史を調べ体験することで情報化社会の未来に思いをはせてはいかがでしょう。放送ライブラリーの企画展示「ウルトラヒーローと特撮番組の50年」では,子どもたちや昔子どもだった大人たちが、特撮のヒーローや怪獣たちと楽しいひと時を過ごしていました。

最後に,明治から現代までをインターネット上でプチ散歩できる「今昔マップ on the web」(http://ktgis.net/kjmapw/)をご紹介します。谷謙二准教授(埼玉大学教育学部社会科教育講座人文地理学研究室)が提供している明治期以降の新旧の地形図を切り替えながら表示できる地形図閲覧サイトです。日本地図から首都圏,横浜を選ぶと,明治から現代までの各地域の様子を比較して見ることができます。
今年は,昭和39年に本学が文化女子大学として開学して50周年にあたります。大学の周辺はどのように変化したのでしょうか?自分が今住んでいる所はどんな地域だったのでしょうか?それぞれの目的や興味にあわせて,地図の上でのタイムトラベルに出発してみましょう。

参考サイト
1)横浜市港湾局. 横浜港の歴史http://www.city.yokohama.lg.jp/kowan/m-learn/history0.html
2)横浜情報文化センター http://www.idec.or.jp/shisetsu/jouhou/detail.php
3)学校法人文化学園. 学園のあゆみhttp://www.bunka.ac.jp/contents/history.htm


教授 吉田昭子



-特待生入試-
H26年度から特待生入試を行います。出願は2014/1/6より1/24まで。所定の試験を受け基準に達した場合、年間授業料全学免除と半額免除が各1名適用されます。なお不合格者で同日実施される一般入試A日程の合格基準に達している者は、一般入試A日程の合格者とします。
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by bwukokusai | 2014-01-21 09:00 | 教員コラム

「風立ちぬ」

将来とは、恐れという患いによる私たちの現在です。また、過去とは、罪責の記憶による現在です。私たちは確かに現在に生きております。しかし、その現在とは、恐れにより暗くされた現在であり、罪責により暗くされた現在です。私たちは将来と過去に生き、現在に生きていません。現在を生き生きと生きることを「現在する」と言うならば、私たちは現在していません。「私たちは本当に自分の現在を享受することができないのです。」(E.ブルンナー)私たちは自分が責任のある存在であることを自覚すればするほど、従って人間であろうとすればするほど、自分の義により、自分と他者を責め、自分の現在を享受できないでいます。絶えずあれやこれやのことを思い患い、それにより現在が破壊されてしまっています。罪責は個人の生を越え過去のどこまでも遡及する。また恐れも個人の生を越え歴史の果てまでも続く。罪責により暗くされたどうにも取り返しのつかない償いようのない過去と、杞憂として嘲笑されるどうにも手の打ちようもない将来に心が奪われてしまっているのです。将来と過去とに拘束された牢獄の中におり、現在していない。そのゆえに、今現在すぐ隣にいる人を愛さない。生きながら死んでいる状態です。死んではいないが生きてもいない。生殺しにされている状態です。私たちはまさに「死に至る病」(キルケゴール)、つまり絶望の内にあります。そして、その絶望の中でも自分の力により何とかしようとしています。

人間性を犠牲にし、自らの良心を殺し、あれやこれやによって「気晴らし」(ハイデッガー)をすることによってのみ、日々を享受しようとします。しかし、私たちは良心というものを本来的に備えている存在者です。忘却は私たちに与えられた最もありがたい資質です。しかし、気晴らしという忘却というやり方では、何の解決にもならないことはすぐにわかります。私たちの本来性から私たちは仕返しを受けるのです。また、罪責の大本であると考えられた「明治の精神」(漱石)を、我もろとも打ち滅ぼすことにより、そこから解放されるなどということも到底不可能です。熱狂を呼び起こすいかなる麗しき事柄(真・善・美・信・望・愛・快)も決してこの絶望から私たちを解放してくれません。

唯一私たちをこの絶望から救ってくれるのは、「風」です。それによって、生きようという決意が呼び起されるのです。堀辰雄は『風立ちぬ』の冒頭に、P.ヴァレリーの詩『海辺の墓地』の“Le vent se lève, il faut tenter de vivre.”という一節を引用し、「風立ちぬ、いざ生きめやも」と訳しました。lèveの後の「,」を彼は「、」と訳しました。また「いざ」という決意にも拘らず、「やも」という躊躇が入り込んでいます。それは私たちの実際の意識に近いとしても、この点が誤訳と言われるゆえんです。鈴木信太郎氏が使用した版では原文はLe vent se lève !… Il faut tenter de vivre !であり、氏は「風 吹き起る…… 生きねばならぬ。」(『ヴァレリー詩集』岩波文庫、1991年、242ページ)と訳しました。「,」においても、「!…」においても、非連続の連続が表現されております。しかし、「!…」においてより一層非連続性が強調され、無が現されています。「風」は生きることを命じる。ゆえにヴァレリーの「!」は見事です。「風」は私たちの絶望を完全に断ち切る。その意味で「…」さえないほうがよい。関根正雄はヘブライ語の「ルーアㇵ(風、息)」を「霊風」と訳したことがあります。「風」が自分を完全に無化し、殺すものでないとしたならば、絶望からの解放はありません。

この「風」はどこから吹き立つのでしょうか。

教授 木村清次


-進学相談会-
教員が個別に対応する進学相談会が小平キャンパスにて行われます。開催は11/16(土)、12/14(土)、1/18(土)の全3回です。観光、国際文化に興味のある方は小平キャンパスまでお越しください。

-特待生入試-
H26年度から特待生入試を行います。出願は2014/1/6より1/24まで。所定の試験を受け基準に達した場合、年間授業料全学免除と半額免除が各1名適用されます。なお不合格者で同日実施される一般入試A日程の合格基準に達している者は、一般入試A日程の合格者とします。
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by bwukokusai | 2014-01-14 16:00 | 教員コラム

Merry Christmas and Happy New Year to everyone.

Where I used to live in the United States, we often got lots of snow during the holidays. My brother and sister and I spent lots of time making snowmen, building snow ‘forts’, and having snowball fights. For us kids, it was great fun. Although I still enjoy going out with my kids and having snowball fights or making snowmen when we get a bit of snow in Tokyo, I am happy when, by the next day, the snow has melted, the roads are clear of snow and ice, and the temperatures are well above freezing. Still, I hope everyone has a chance to have some fun in the snow during the winter and have a snowball fight or two.
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教授 チャールズ・ヒューベンソール

-進学相談会-
教員が個別に対応する進学相談会が小平キャンパスにて行われます。開催は11/16(土)、12/14(土)、1/18(土)の全3回です。
-特待生入試-
H26年度から特待生入試を行います。出願は2014/1/6より。所定の試験を受け基準に達した場合、年間授業料全学免除と半額免除が各1名適用されます。なお不合格者で同日実施される一般入試A日程の合格基準に達している者は、一般入試A日程の合格者とします。
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by bwukokusai | 2014-01-08 09:00 | 学生コラム