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文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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Exploring your interests…

    It is once again that time of year when students return to school for the new academic year. During your years at university, I think it is good to be open to all the opportunities that may be available to you. University is the best time you’ll have to look around you, see what interests you and explore them. Sometimes, by taking part in club activities, internships, opportunities to study abroad, etc., you may discover something that suits your interests and skills, something you hadn’t even known about before. So, as you think about your studies and pursue your goals for the next academic year, try to be open to and take advantage of chances you’ll find at university to explore new ideas and directions.

                                          教授 チャールズ・ヒューベンソール
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by bwukokusai | 2012-03-27 10:00 | 教員コラム

鉄の女

「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」という映画がこの3月に公開されます。若い世代にはピンとこないでしょうが、斜陽の国英国に(一時的にですが)かつての栄光を取り戻した大政治家です。ちょうど私のスコットランド留学中に、サッチャー政権は終焉を迎えました。人頭税(Poll Tax)(注1)なるものを、まずスコットランドという辺境地で試験的に導入し、様子を見ようという政策には、さすがに我慢強いスコットランド人も怒り心頭でした。ここで国外退去になっては大変と、意気地なしの私はさっさと払ってしまいましたが、他国の留学生は知らぬ存ぜぬを決め込んでいました(裕福なのに)。

英国史上初の女性首相は、政策に反対する閣僚の男どもを片っ端から首を切り、あのフォークランド紛争(注2)の際には「この内閣には男は一人しかいないのですか?」という名言を残しました。あのわざとらしい(失礼ながら)誇張されたブリティッシュ・イングリッシュは英国の多くの労働者・中産階級に(あるいは上流階級にさえ)敬遠され、政策すら賛否両論の評判だったけれど、外国人の私の目には、かつての大英帝国の気概とプライドを代表するかっこいい政治家に映りました。私の尊敬すべき女傑です。

マーガレット・サッチャーは数々の名言を残しています。“If you want something said, ask a man. If you want something done, ask a woman.”(言ってほしいことがあれば男に頼みなさい。やってほしいことがあれば女に頼みなさい。)(注3) イギリス人独特のブラック・ユーモアがあり、女性に対する激励の言葉です。 本学は今年の4月から女子に特化した教育をやめ、男女共学の道を歩むことになりました。男子を超える能力のある女子を育てるという、女子大のいいところを捨てることに対して、残念な気持ちをもちつつも、今の若い女の子には、この映画を見て、日本の様々な業界において「鉄の女」をめざしてほしいと心底思います。

注1:人頭税・・・収入に関わらず、全ての国民一人につき一定額の税金を課す。
注2:フォークランド紛争・・・1982年、フォークランド諸島の領有をイギリスとアルゼンチンで争い、最終的にはイギリスの勝利に終わる。
注3:If you want something . . . 1965年5月20日に女性組合の大会で、“In politics(政治では)”に続けて言われた言葉。
参考文献: 『CNN English Express』 朝日出版社、2012年4月号

                                                        教授 白井菜穂子
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by bwukokusai | 2012-03-20 17:00 | 教員コラム

3.11 卒業式

 3月11日は文化学園大学の卒業式でした。文化女子大学から文化学園大学に校名変更してから初めての卒業式となりました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 今年度の卒業生をお祝いするとともに、昨年3月11日に卒業した平成22年度の卒業生に思いをはせています。昨年3月11日は東日本大震災の日でした。卒業生クラスを担任していました私は、新都心キャンパス大ホールでの卒業式を終え、卒業証書を配り、ビルの20階での記念撮影後、6階の教室に降りてきてクラス集会をしていました。そんな時、2時46分に地震が起きました。これまで体験したことのない大きな揺れに、「関東大震災?」と不安に思いながら、教室のドアが閉まらないよう押さえていました。地震に慣れている日本人学生はとっさに机の下にもぐりましたが、ほとんどが袴姿ゆえ、パンツスーツの私とは違い苦しかったことと思います。地震をあまり体験したことのない留学生の中には泣き出す学生もいて、不安感を拭い去るためにも「大丈夫よ!」と言わざるをえない状況でした。結局、その日は交通機関がストップしたため、多くの卒業生とともに卒業式を行った大ホールに泊まりました。

 大学からの旅立ちの日があんなに揺れて・・・昨年度の卒業生は人生の晴れの舞台で大変な思いをしました。卒業式翌日の卒業パーティが中止になりましたので、卒業生とゆっくり話す時間もなく、心残りとなっています。ただでさえ社会に出ることは厳しいことですが、卒業生は地震後の日本のさらに厳しい現実に直面しているでしょう。しかし、地震や原発事故による未曾有の被害を目にしたからには、学生気分も吹っ飛んで、卒業生がひとりひとりの持ち場で頑張っているはずと私は思います。

 2月のある一日、東京青山のカナダ大使館高円宮記念ギャラリーにてカナダ人アーティストによるグループ展「再生:3.11後の日本に捧げるアート(Rebirth: Reflections for Japan Post 3/11)」を見てきました(3月16日まで開催)。アートを通じて日本人を勇気づけたいと考えた日本在住カナダ人アーティストの呼びかけにより集められた22名の「日本への思いを表現したアート作品」の展示です。寒い日でしたが、心がほっこり暖かくなりました。3.11の大震災には、カナダだけでなく世界中から祈りと支援が届けられました。本年2月6日付けの外務省資料によれば、163の国・地域が日本への支援意図を表明し、126の国・地域・機関が物資・寄付金を送ってきました(総額約175億円以上、民間団体や個人からの支援は含まず)。日本は独りぼっちではないことの表れです。
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 昨年度の卒業生も今年度の卒業生も独りぼっちではありません。教員一同、皆さんの今後のご活躍を願っています。
                                                  教授 城 由紀子
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by bwukokusai | 2012-03-13 15:05 | 教員コラム

言葉が持つ不思議な力

 3月になりました。しかし「春です」と言い切れないのが今年の春。まだ寒い日が続きそうです。ところで「春」と言う言葉には、何か良い響きがありませんか。春には、草花が芽吹き、日中の時間がだんだんと長くなり、新しいことが始まりそうなポジティブな響きがあり、良いエネルギーを持った言葉です。そこで今日は「言葉が持つ不思議な力」についてお話をいたしましょう。
 私達は、毎日何気なくいろいろな言葉を使っています。その中には、ポジティブな言葉やネガティブな言葉が混在し、時には口癖のように同じ言葉を繰り返し使ったりもします。私事になりますが私は、相田みつをさんの「人間だもの」という日めくりカレンダーの一節を、毎朝読んで出勤します。このカレンダーに書かれている一言、一言が、「今日もがんばろう」という勇気を私に与えポジティブな気分にしてくれます。言葉の持つ威力を感じる一瞬です。
 これとは逆に、ネガティブな言葉も私たちの周りには沢山あります。ネガティブな言葉はマイナスのパワーを持っているようです。その一例ですが、「水」について研究をしているある研究者が、興味深い実験をしました。大きな水瓶に、水(事前にこの水の結晶を顕微鏡でチェック)を入れ、数人の子供達に一定期間その水瓶の水に向かって罵声を浴びてもらいました。するとその罵声を浴びた水の結晶は、実験前の整った結晶ではなくゆがんで見えたそうです。植木や花に愛情を持って話しかけると、良く育ちきれいな花が咲くと聞いたことがありますが、この水瓶の中の水は、わけもわからず子供達に罵声を浴びせられ、悲しかったのかもしれません。
 ネガティブな言葉が水の結晶までゆがめてしまったかどうかは議論のあるところでしょうが、私たちの毎日の生活の中でもネガティブな言葉のパワーがもたらすいろいろなことが起きていると思います。つい最近、病気などしたことのないいつも元気な友人が、体調を崩したと聞き理由を聞いてみました。すると間接的にですが、非常に深刻でネガティブな言葉を数週間聞き続け、疲れきってしまったというのです。直接ではなく間接的にでもネガティブなことを聞くと、聞き方によっては体調まで崩すほどになるということを知りました。
 人間が持っている言葉というすばらしいコミュニケーションツールを、できるだけ良い方向に活用したいものです。周りにいる人を元気付けたり、癒したりできれば最高ですね。ちなみに今日3月6日の相田みつをさんの日めくりカレンダーの言葉は、「しあわせはいつも自分のこころがきめる」です。幸せな一日をお過ごし下さい!

                                                 教授 坂本政子
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by bwukokusai | 2012-03-06 11:05 | 教員コラム