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文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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東北地方太平洋沖地震

  3月11日の東北地方太平洋沖地震と津波、それにより発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故の被害に遭われた皆様に、心からのお見舞いを申し上げます。
  私も地震発生当日は帰宅難民で新都心キャンパスに泊まりこみ、翌朝、中央線の運行開始を待って国立の自宅まで帰りました。朝、7時35分に新宿駅を発車し、一駅一駅安全を確認しながらの運行で、国立駅まで通常の6倍程の3時間かかりました。途中、車内なのに携帯電話で声高に話す乗客が若い男性に車両から降ろされたり、のろのろ運行について車掌に苦情を言う乗客がいたりしましたが、混乱することはありませんでした。どちらも私と同じ中高年世代の男性だったのは情けないです。車窓から見える地震の被害は、古い木造家屋の瓦が落ちているのが散見される程度でした。
  東京にあっても、数多くの余震、計画停電、買占めと物不足等がおこっています。が、しかし、マグニチュード9.0という過去最大級の強さの地震と津波に直撃された東北地方太平洋岸を中心とする被災地の皆様の悲しみを思う時、暗澹たる思いがします。朝日新聞に山折哲雄氏が「<生きていくあなたへ>『無常』受け止める」と書かれた文章が印象的でした。(http://www.asahi.com/special/10005/OSK201103170004.html、3月17日朝刊30面)私は、テレビや新聞で報道される被害の大きさに、何かを考えることが出来なくなってしまいました。

  原発のコントロールが回復し、激烈な被害を受けた地域社会とそこに暮らす皆様の身の安全が確保されること、さらには生活の再建が進むことを願っています。
  地震発生後は、できるだけ買物を少なくし、行列には並ばない、停電になったら布団に入って寝ることで、時を過ごそうと我が家では決意しています。共に60歳台の夫婦だけの世帯ですから可能ですが、小さい子どもが居たら大変だと思いました。幸い、今週に入ってから店頭の棚の商品が増え、ガソリンスタンドなどの行列は解消しました。一方では、原発事故による放射能汚染が空気中から地表、水道、海水へと拡大し、不安の種は尽きませんが、政府・自治体が発表する確実な情報に従って行動しようと思います。

  小平キャンパスの窓からは、桜の蕾がピンク色に膨らみ始め、開花が近いことが伺えます。今年ほど、暖かい春の到来が待ち遠しい年はありません。


                                                  教授 瀬島 健二郎

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by bwukokusai | 2011-03-28 11:28 | 国際文化・観光学科の紹介

元気を出して!

東日本大震災(「東北関東大震災」、あるいは「東北地方太平洋沖地震」とも呼ばれていますね)が起きてから10日が経ちました。被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。3月11日に起きたこの大地震と大津波は、世界史に深く刻み込まれるであろう大災害であったことは疑いようもありません。また、原子力発電所の事故(正確には、原子炉冷却における事故)は、エネルギーのあり方について根本的な問題を浮き彫りにしました。被災者の救助・救援と原発災害の収拾に向けたあらゆる努力が、少しでも早く成果を得られるようにと祈らずにはいられません。

3月11日、文化女子大学では新都心キャンパスで、卒業式が3回に分けて挙行されていました。地震が起きたのは、3回目の式の開始予定時刻の約15分前でした。免震構造ゆえでしょうが、20階の高層ビルの校舎が風になびく巨木のようにゆらゆら揺れるのを見たとき、「冷静になれ」と念じながらも足が震えるのを止められませんでした。結果的には、窓ガラス一枚壊れることなくその場は収まりました。でも、首都圏の交通機関のほとんどが止まってしまいましたので、多くの学生とその保護者、それから教職員が大学で一晩過ごすこととなりました。私にとっても初の「帰宅難民」経験です。

被災地の方々の苦しみと悲しみに比べれば、「帰宅難民」の経験など蚊に刺された程度のものでしょう。それでも、その場に居合わせたことで、普段は意識しないいろいろなことを教えられました。人生の教訓というような大げさなものではありません。避難誘導という教員としての仕事がきちんとできたか、家族などの身近な人の安否を確認できないときの不安がいかに大きいか、正確な情報を入手することがどれほど難しいか、などといったことです。

大学で一晩過ごす中で、心温まる経験もしました。学生の皆さんは、急遽避難場所となった体育館や教室で、取り乱すことも無く互いに励ましあっていました。多くの海外メディアが、被災者の冷静な行動を驚きと賞賛をもって報道していましたが、似たような光景を見ることができました。人が人として生きるときの最も尊い姿ではないでしょうか。それに、若者はただ存在するだけで周囲を明るくすることができるものですね。「せっかく舞台とピアノがあるのだから、なにかやろうよ」と体育館をパフォーマンス会場にするような雰囲気さえありました。もちろん、これは周囲を明るくしようとした学生の冗談です。

被災者への救援も原発事故の収拾も、これからが本番でしょう。「復旧」などという言葉では言い尽くせない膨大な仕事に日本全体が直面しています。でもその使命の大きさに押しつぶされてはならないと思います。極限状態の中でも耐え抜く覚悟を示しておられる被災者の方々に思いをはせ、我々一人一人が今できることは何かを考えたいと思います。

                                                      教授 中沢 志保

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by bwukokusai | 2011-03-22 08:34 | 教員コラム

本学図書館貴重書デジタルアーカイブ、グレードアップ公開へ

 本学には小平キャンパスと新都心キャンパスにそれぞれ図書館がありますが、資料の収集、整理からサービスにいたるまで両館が一体となって運営されています。利用の上で両キャンパスの学生が平等に活用できるように配慮されていることを冒頭に明記しておきます。
 このたび本学図書館開館60周年記念事業として2008年度からすすめてきた貴重書のデジタルアーカイブがグレードアップ公開されるはこびとなりました。このアーカイブは2001年度に構築した60タイトルのデジタル画像がベースとなっています。今回はこれらを含め、209タイトル、565冊、55,000以上の画像が全面公開されます。
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 今回のグレードアップにあたっては16世紀から20世紀初頭に刊行された服飾の歴史を物語る当時のファッション、民族衣装に関する本館所蔵の文献や版画(ファッションプレート)のタイトルのみならずキャプション(画像に付与された説明文)の翻訳にいどみ、研究者、学生への利便性を高めました。英語、ドイツ語、フランス語等のメジャーな言語はいうまでもなくセルビア語、ラテン語等、マイナーな言語でかかれたキャプションの翻訳には担当者は辞書と首っ引きで取り組みました。このような文献には飾り文字が多いので、判読のために『アルファベットの事典』(L.プリューゴープト著 南條郁子訳 創元社)を参考にし、地名のヨミには在日大使館の館員に教示していただくこともありました。
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 三ヵ年におよぶこの作業は、ほとんど本学図書館員によるものです。チームワークで公開へこぎつけました。日常業務の傍らこの偉業をなしとげたことを誇りに思います。
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 グレードアップされる貴重書デジタルアーカイブは、3月18日に公開されます。
http://digital.bunka.ac.jp/kichosho/index.php
にアクセスすると閲覧できますので、ご覧になってください。
                                                     教授 宍戸 寛

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by bwukokusai | 2011-03-14 15:59

ツーリスト

先週末に映画『ツーリスト』が公開されました。公開に先立って主演のジョニー・デップが来日したこともあり、多くのメディアが取り上げて話題作となっています。観光学に携わっている私としては、そのタイトルにまず関心を持ちました。

実はまだ劇場には観に行っていないのですが、ストーリーはというと、傷心を癒すためイタリアを訪れたアメリカ人旅行者のフランク(ジョニー・デップ)は、ヴェネチアに向かう車中で上流階級の美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)と出会い恋に落ちていくが、実はこの出会いは仕組まれた罠であり、フランクは陰謀に巻きこまれていく-というラブ・サスペンスだそうです。

キャストや内容とともに、舞台となっているヴェネチア、パリ、ローマの美しさも評判となっています。そういえば、昨年公開された『ナイト&デイ』(トム・クルーズとキャメロン・ディアスの2人が世界を舞台に逃避行するアクション映画)でも、舞台となったアメリカ、アゾレス諸島、オーストリア、スペインの街並みや風景が話題になりました。

旅の道中に何かがおきるとか、事件がおきて旅をするというのは映画やドラマでは使い古された設定ではありますが、今なお、繰り返し使われています。『アバター』のような、高度なCG技術を駆使した作品もすばらしいですが、現実の景観の美しさもまた映画の大きな魅力だからでしょう。

「旅と映画」というテーマも奥深いですが、今回は、これ以上深入りせずに、冒頭の映画のタイトルでもある「ツーリスト」=旅行者について話をすすめていきましょう。映画やドラマに登場するツーリストはしばしば事件に巻き込まれてしまいますが…。

「旅行する」という意味のトラベル(travel)の語源は、ラテン語のトレパリュウム(tripalium)という3本足の拷問道具が由来といわれています。そこから変化、派生しフランス語のtravail「労働・苦痛」→英語のtravel「旅行する」となっていきました。つまり、トラベルはある種の骨折り・しんどさ・つらさがつき物だということです。一方、ツアー(tour)という語は、ろくろを意味するトルノス(tornos)が語源で、周遊するという意味があり「つらい」というニュアンスは含まれていません。

近代ツーリズムは、19世紀にヨーロッパで蒸気機関車や蒸気船が発明され多くの人が旅行に出られるようになったことからはじまりました。そして、1845年にトーマス・クックが世界最初の旅行代理店を作ったのです。旅行代理店の登場により、ツーリストは宿や鉄道の手配という“骨折り”から開放されました。

現在、海外旅行をするツーリストは年間9億人にも達しています。これは多くの国が経済成長して人々の所得と余暇が増えたことに加え、観光関連産業が、旅行者の負担を軽減し、誰もが手軽にそして安全に旅に出られるようにしてくれたからです。最近では、観光関連産業のことを、ホスピタリティ産業と呼ぶようになりました。この変化は観光関連産業が、単にツーリストの負担を軽減するだけでなく、ツーリストに喜びや感動を与えることが求められていることを示すものでしょう。

もし、私たちが旅先で、事件や陰謀に巻き込まれたら…。「ガッカリ」以外の何ものでもありませんよね。だって今日のツーリストの大半は「つらさ」と正反対の「癒し」を求めているのですから。事件に巻き込まれるのは、映画やドラマの世界だけの楽しみなのかもしれませんね。
                                                      助教 栗山丈弘
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by bwukokusai | 2011-03-08 05:59 | 教員コラム

Starbucks

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    If you walk around the streets of any city in Japan, you are sure to come across a Starbucks coffee shop. Starbucks, based in Seattle, Washington, is the largest coffeehouse company in the world. It has approximately 17,000 coffee shops in 50 countries. In August, 1996, Starbucks opened its first shop in Japan in the Ginza district of Tokyo. Since then, the coffee shop chain has expanded throughout the country. As of March 2010, there were 877 Starbucks shops in Japan.
    Starbucks serves drip brewed coffee, espresso-based hot drinks such as café latte, and cold coffee drinks such as the “Frappuccino.” “Frappuccino” is a Starbucks trademarked beverage. It is a cold blended drink comprised of coffee, ice and various ingredients and usually topped with whipped cream. In addition to beverages, Starbucks offers snacks such as sandwiches, cakes and pastries. Starbucks also sells coffee beans, mugs, tumblers, “Bearista”* teddy bears, CDs and a variety of gift items.
    So where did this huge international coffee shop chain get started? You can go and check out the first Starbucks store located within the grounds of Pike Place Market, in Seattle, Washington. Incidentally, Pike Place Market is one of the oldest farmer’s markets still in operation in the United States. This Starbucks, dating back to 1971, maintains its original rustic façade and logo. The earlier version of the Starbucks logo featuring a bare-breasted mermaid was thought to be too controversial to represent a growing company. It was changed over the years to become the one that we are all familiar with today.


    *”Bearista” is a play on the word “barista”, a person who prepares and serves espresso-based drinks in a coffeehouse.
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     Another unique characteristic of the first Starbucks is the daily presence of street musicians at the entrance, providing lively entertainment for passersby. If you ever have a chance to go to Seattle, a visit to the original Starbucks is definitely worthwhile! How about getting a “Mocha Frappuccino” for yourself and a “Bearista” for a friend from the very first Starbucks?
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                                                       教授 古屋 則子

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by bwukokusai | 2011-03-01 18:41 | 教員コラム