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文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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Some Thoughts on Attending College

   If you are a young Japanese woman attending high school, you are comparatively lucky. In Asia, according to the United Nations, the enrollment rate for female students in secondary education in the Philippines is 66 percent; in Indonesia, 68 percent; in Thailand, 75 percent; and in Hong Kong, 76 percent. The rate of enrollment for female students in secondary education in Japan is 98 percent.
   In modern society secondary education is extremely important.
   The chance for higher education—college and beyond—is even more important.
   What are you thinking about college?
   Why attend?
   Why not?

 アジア・太平洋地域の進学率(中等教育)についてさらに詳しく知りたい人は、インターネットを活用して調べてみましょう。

1)UNESCO Institute for Statistics を開く
2)Statistics, Deta Centre をクリック
3)Summary Deta, Global Rankings をクリック
4)Select region で East Asia and the Pacific を選択
5)Select deta で Net enrolment rate. Secondary.All programmes. Female を選択

                                                教授 チェスター・プロシャン
文化女子大学 現代文化学部 国際文化学科のHPはこちら
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by bwukokusai | 2010-07-27 16:39 | 教員コラム

国際観光コース「エアポートビジネス」校外学習

7月19日、海の日に、国際観光コースの授業である「エアポートビジネス」の一環として校外学習を行いました。訪問先は、成田国際空港JALオペレーションセンターと、機内食をつくっているJALロイヤルケータリングです。

成田空港までのアクセスは、17日に開業したばかりの京成スカイライナーに乗車しました。
山本寛斎氏がデザインした車体は、スマートで洗練されています。最高時速は、160km/時で在来線としては国内最速です。
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車内は、さすがに清潔で新車の匂いがします。座席もゆったりでリクライニングも快適です。
日暮里から成田第二ターミナルまで、わずか36分。あっという間に着いてしまいました。

最初に訪れたのは、成田国際空港内のJALオペレーションセンターです(左下)。
コントロールセクション(右下)では、ディスパッチャー(運航管理者)とパイロットが運航の打ち合わせをしています。
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また、客室本部ではJL417便ミラノ行の客室乗務員の打ち合わせ(ブリーフィング)を間近に見学させていただきました。安全確認ももちろんのこと、この便に搭乗するお客様の傾向、特徴から、特に配慮すべきことなどを綿密に情報共有していました。
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ここ(下)は、客室乗務員が機内販売の商品を体験したり、機内情報を収集したりする、機内サービスにとって重要な、Vステーションと呼ばれるスペースです。ビジネスクラスのシートも設置してあり、実際に座ってみることができました。
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次に訪問したのは、JALロイヤルケータリング株式会社です。こちらでは、国際線で提供する機内食を調理・調製し航空機に搭載しています。

食品をあつかうところですので、食の安全には、細心の注意が払われています。HACCP(ハセップ)という、衛生管理方法に基づいて管理されています。私たちも、白衣に帽子とマスクをつけて、30秒以上しっかり手を洗い、エアシャワーで細かい塵やほこりをおとしてから、工場内に入ります。
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「おいしさと安全」のために、様々な工夫のこらされた場内で、調理されていました。
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見学の後は、機内食を試食させていただきました。
サンフランシスコやロサンゼルス行きの便のビジネスクラスで提供される機内食をいただきました。

和食のメニューです。メインは、鱧(はも)のすき焼きです。
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洋食のメニューです。メインは、ステーキです。
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さらに、デザートは、ヨーグルトのブラマンジェです。甘酸っぱいピーチのソースがのっています。
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エコノミーの機内食との、質とボリュームの違いに、学生たちは驚いていました。

今回の研修に参加した学生からは、

 予想以上の体験ができた。実際に行った事によって、就職活動へのやる気にもつながった。
 新鮮な事ばかりだったので視野が広がった。多くのところに行ってもっと自分の視野を広げたい。

など、良い経験となったとの感想が寄せられました。国際文化学科では今回のような見学・体験プログラムの機会を充実させていきます。

最後に、学びの機会を提供いただきました、JALインターナショナルの皆様と、JALロイヤルケータリングの皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
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by bwukokusai | 2010-07-22 18:07 | ニュース&トピックス

選挙のお話し

皆さんは選挙に関心をもっていますか? 7月11日の日曜日に参議院選挙が行われましたね。ここでは、その選挙の結果についてではなく、主に選挙権(参政権とも言います)について少しお話しします。

現在の日本では、二十歳になると、性別・社会的な立場・財産・信条などに関係なく、すべての国民が選挙権を持つことができます。これを普通選挙と呼びます。当たり前の話に聞こえますが、実は世界中のすべての国々で普通選挙が行われているわけではありません。また、多くの国々がこのような選挙制度を確立するのに長い年月を費やしました。

まず、日本を例にとりましょう。成年男性の全員が選挙権を持ったのは1925年のことです。それ以前は、一定額以上の税金を払える男性にしか参政権はありませんでした。女性が選挙権を獲得したのは、第二次大戦が終わった年(1945年)で、日本の普通選挙はこの時に確立しました。このような政治改革を推し進めた人たちの中に、市川房枝さんという方がいました。彼女は、特定の組織に頼らず、個人的な支援者が手弁当で選挙運動を行うという独特の方法で、参議院議員を通算25年務めました。本学の新都心キャンパスのすぐそばに、記念館(正式には、「市川房枝記念会・婦選会館」)がありますよ。
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アメリカが国政レベルで(州レベルではなく)普通選挙を導入したのは1920年です。この国の女性たちは、黒人奴隷の廃止を訴える運動家たちと協力しながら自らの参政権を獲得しました。彼らは、「白人男性」優位の状況を変え、多様な価値を受容する社会を作ろうとする行動の中で、共通の目的を持ったわけです。

ごく最近に男女平等の普通選挙を実施するようになった国もあります。たとえば、バーレーン(2002年)、カタール(2003年)、クウェート(2005年)などです。また、絶対君主国に近いサウジアラビアでは、現在でも完全な立法権を備えた議会(国会)が存在しませんし、国政選挙での参政権を男女ともに認めていません。
選挙のあり方を知ることは、その国の歴史や文化を知る手がかりにもなりそうですね。

                                                       教授 中沢 志保

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by bwukokusai | 2010-07-20 08:46 | 教員コラム

キャンパス近くのお散歩マップをつくろう!

現代文化学部のキャンパスは、住所は小平市ですが、国分寺市・小金井市の市境にあります。このあたりは多摩川の河岸段丘のちょうど端になり、キャンパスから中央線国分寺駅にむけては段差数メートルの崖(「国分寺崖線」といいます)で、自転車通学生にとってはダイエット効果満点の坂道。また崖線の近辺は雑木林に覆われ、あちこちからわき水が吹き出している(方言で「ハケ」)、ちょっとした「名水の里」なのです。

一番有名なのは国分寺駅から南へ徒歩20分ほど歩いたところにある「お鷹の道・真姿の池湧水群」です。「ハケ」下からは日本の名水百選にも選ばれた清水がこんこんとわきで、近所の人たちがペットボトルでくみに来ています。入場無料、隣の真姿弁天の池で顔を洗うと美人になるそうですよ!
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                          「お鷹の道湧水群」

国分寺駅から徒歩1分の都立殿ガ谷戸庭園(入園料150円、ちなみに「谷戸」とは「谷」の意味)にもわき水を利用した次郎弁天池があります。この池には何も御利益はないようですが、初夏の新緑、秋の紅葉は見事で、ちょっとしたデイトスポットです。
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                           「次郎弁天池」

意外と知られていないのが小金井市にある滄浪泉園(「そうろうせんえん」、入場料100円)です。崖線を巧みに利用した1万2000平米の園内は、すぐ近くを中央線が走っているとは思えない深山幽谷の趣があります。また水の反響音利用の「水琴窟」で心が洗われる思いをすることができるのも、ここならではのこと。ただし、夏は蚊にご用心!
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                             「水琴窟」
(写真下部の玉石の下の土中に素焼きの大きな瓶が埋められていて、そこに水がしたたり落ちると「コーン」という澄み切った反響音をだします)

それでは小平市には何もないの?心配いりません。キャンパスのすぐ隣には玉川上水(1653年玉川兄弟によってつくられた、羽村取水堰から四谷大木戸まで43キロを結ぶ江戸時代の上水)が流れ、上流に向かって10分ほど歩くと、小平市で晩年を送った平櫛田中(彫刻家、国立美術館「鏡獅子」の制作者)の旧居が美術館になっています。入場料300円(たか!)、しかし平櫛の作品とお庭は一見の価値あり。。
また市内大沼町にはFC東京の練習場があります。貴女がラッキーガールだったら、長友選手、今野選手の勇姿が見られるかもしれませんよ!

こうした身近な地域の生活文化を発見・理解し、お散歩マップをつくっていくのも国際文化学科での授業の一つなのです。
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           「小林市長に帰国報告をする長友・今野両選手」 (小平市秘書広報課撮影)
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                                                       教授 三島 万里


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by bwukokusai | 2010-07-13 17:51 | 教員コラム

江戸時代の旅のスピード

徳川家康が江戸幕府を開いたのは1603年でした。その2年前にはすでに東海道の宿駅制度を定めています。「東海道五十三次(つぎ)」として全部がそろうのはもっと後のことです。たとえば、箱根宿が設けられたのは16年後の1619年です。

二代将軍秀忠は、1604年、幕府直轄の五街道(東海道・中山道(なかせんどう)・日光道中・甲州道中・奥州道中)を改修するとともに、東海道・中山道・北陸道に里程標の「一里塚」を築かせています。1里(約3.9km)は36町(丁)、1町(約0.109km)は60間でした。1里は、成人男性の平均的な歩幅で1時間はかかる距離です。

「お江戸日本橋七つ立ち」という歌がありました。秀忠は、一里塚を設けるのにあたって各街道の基点を江戸の日本橋としました。そこから、1里ごとに道の両脇に土盛りして植樹させました。これが一里塚です。その責任者は大久保石見守長安という人でした長安は榎(えのき)を植えるように指示したといいますが、これは関東だけのようで関西ではもっぱら松が植えられたといいます。その目的は、もちろん目印が第一でしたが、旅人が休むための木陰をつくるためでもありました。

東海道五十三次とは日本橋から京都の三条大橋までのことを言いますが、それはどれぐらいの距離だったでしょうか。『旅行用心集』には、およその行程「合百二十四里半十五丁」(合わせて124里半5町)とあります。約486kmになります。そうしますと、ここから考えて、歩く旅であった江戸の旅のスピードはどのくらいであったのでしょうか。

『江戸生活事典』によれば、京都の手前の大津宿から江戸まで「個人の旅行者はこれ(大名行列の11日から12日)より少しく手間どって、十四五日を要したようである」(丸括弧内は筆者)とあり、かかった日数はこの程度でした。『旅行用心集』には大津宿から京都までは「三リ」とあるので、大津から江戸までは約474kmとなります。15日かかったとして1日32kmぐらいのスピードで旅したことになります。成人男子の1日平均は、歩きつめで約40kmといわれていますから、それからするとかなり遅いようです。これには、東海道には、宮宿(熱田)から桑名宿までの海上を行く「海上七里」や、大井川など多くの川を渡らなければならなかったことを考慮しなければならないでしょう。

その他の例も見てみましょう。『東海道中膝栗毛』という江戸時代の有名な紀行文学がありますが、その登場人物である弥次郎と北八が江戸を出て最初に泊まったのは戸塚の宿です。日本橋から品川宿まで2里、そこから河(川)崎宿まで2里半、そこから神奈川宿まで2里半、そこから程(保土)ヶ谷宿まで1里9町、さらに戸塚宿までは2里9町で、合計10.5里をその日のうちに進んでいます。江戸の旅は「七つ立ち」といって午前4時ごろに出発し、投宿するのは人相が判別できる夕方の5時ぐらいでしたから、12時間から13時間ぐらいで、約41kmを旅したことになります。時速3.4kmのかなりゆっくりしたスピードです。もちろん、その間に馬にも乗っていたり、茶屋で食事をしたりしてはいるのですが。
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参考資料:
『旅行用心集』(八隅蘆菴(ろあん) 1810年)
『江戸生活事典』(稲垣史生 青蛙書房 1959年)
『東海道中膝栗毛』(十返舎一九 1802年)

                                                         講師 西村修一
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by bwukokusai | 2010-07-06 15:49 | 教員コラム