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文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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国際文化学科の学生がAXESS実用検定試験に合格しました

2月6日に実施されたAXESS実用検定試験において、現代文化学部国際文化学科観光文化コース<*1>の学生が合格しました。

AXESS実用検定試験とは、コンピュータにより世界の航空会社の情報検索・予約から発券まで一貫して行うシステムの技能検定試験です。本学の観光文化コースでは、正規のカリキュラムに「CRS実務」を取り入れており、この検定試験に備えることのできる全国でも数少ない大学の1つです。

■国際予約2級合格者
宮川 明美さん(3年) 私立文化女子大学附属杉並高等学校出身
和島 史央里さん(3年) 青森県立木造高等学校出身

■国際予約3級合格者
音澤 朱香さん(2年) 東京都立狛江高等学校出身
瀧 菜々美さん(2年) 東京都立昭和高等学校出身
金 珉廷さん(2年) 韓国ソウル女子高等学校出身
金 秀智さん(2年) アメリカ合衆国オハイオ州Kennedy Catholic高等学校出身
関 佑里香さん(2年) 私立宇都宮文星女子高等学校出身

※CRS…リアルタイムで世界中の航空会社に直結して情報検索・予約・発券ができるシステム
※CRS…Computerized Reservaation Systemの略
<*1>観光文化コースは平成21年度入学生より国際観光コースに名称を変更しました

国際観光コースの詳細はこちら
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by bwukokusai | 2010-02-25 11:09 | ニュース&トピックス

「ゆるキャラ」がメディア?!

「ゆるキャラ」、知ってますよね。市町村などのマスコットキャラクターで、記念行事や特産品宣伝イベントなどで大活躍しています。文化女子大学現代文化学部がある小平市の「ぶるべー」は、小平が日本におけるブルーベリー生産の出発点であることから生まれたものですし、先日私が訪れた富山県高岡市では同市の生みの親、加賀前田家第二代藩主・前田利長公をキャラクター化した「利長くん」が出迎えてくれました。

市町村などの情報発信(行政コミュニケーションといいます)はもう新聞に折り込まれる「市のお知らせ」(市報)だけではありません。ホームページ・ブログなどのITメディア、イベント・町づくりなどの空間メディア、キャラクターなどの立体メディア、食メディア、口コミなどどんどん増えています(メディア・クリエーションといいます)。また担い手もお役人から、ボランティアグループ、NPO(非営利法人)へと広がり、さらに企業を巻き込んで新しいメディアを創っていくこともあります。

高岡市の例を見てみましょう。まず市のHP「ほっとホット高岡」、高橋正樹市長のブログ「高岡のセールスマン!」が市民、観光客に情報発信をしています。富山県随一の国宝・瑞龍寺や鋳物の町・高岡の象徴「高岡大仏」、古い商家の町並みを残す金屋町、土蔵造りの家々などは文化情報の重要なメディアです。ちょうど私の訪れた2月13,14日はボランティアグループが中心となって「瑞龍寺のライトアップと門前市」を開催、2万7000人が雪明かりの中の荘厳な劇場型空間メディアと高岡の食文化を楽しみました。

あなたも生まれ育った街、旅先で心に残った街の歴史や生活文化をもっと知りたいと思いませんか?そしてその情報を新しいメディアで発信し、街のファンを増やしていきたいと思いませんか?国際文化学科・国際観光コースにはその夢をお手伝いする授業がそろっています。ちょっと「カリキュラム」のアイコンをクリックしてみてください。
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                                                        教授 三島 万里


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by bwukokusai | 2010-02-23 11:54 | 教員コラム

言葉を勝手にはしょるな-雑感-

我が家の最寄り駅近くのドーナッツ店に行った時のことです。私の前にいた女性、店員との間で注文を終えて、「お持ち帰りですか?」と聞かれ、「はい、持ち帰りで。」次に私が注文をすると、「お召し上がりですか?」瞬間、口には出しませんが、(てやんでえ、食うから来てるに決まってるじゃあねえか)と、鼻白む思いです。「(店内で)お召し上がりですか、それともお持ち帰りですか。」英語だったら”For here, or to go?” と、はしょらずに言ってくれればこういうことにはならないはずです。

全体を言わずに一部だけを言うために、意味が通じなかったり、おかしなことになる場合がよくあります。格言「情けは人のためならず」の意味を正しく理解していない若者が多いと嘆く人が多いようです。私の祖母は常に「情けは人のためならず、巡りめぐりて己(おの)がため。」と言っていましたので、それを聞いて育った私は小学生の頃からその意味を取り違えようはありませんでした。今、誤解している若い人でもこのように聞けば、その意を取り違えることは少ないでしょう。

例その二、「おんぶに抱っこ」。至れり尽くせり、という意味に用いている人が多いようです。これなども、本来は「おんぶすれば抱っこ、抱っこすればおんぶ」で、子供をあやす時など、どんなに手を尽くしてもなかなか満足してはくれない、厄介で手に負えない様を表す表現であると私は理解しています。至れり尽くせりの意味では「乳母日傘(おんばひがさ)」とか「上げ膳据え膳」という表現があります。

およそ言語というものは時代と共に変わっていくものですから、そのこと自体に横槍を入れるつもりはありません。ただ、学生を前にして人を褒めるようなとき、「あの人は切れ者で・・・」等と表現しようものなら、思ってもいない意味に受け取られて狼狽することがあるのが残念なだけです。さりとて、「あの人は才気煥発(さいきかんぱつ)な人で・・・」なんて言ったら余計に分からない人が増えるでしょうから。


                                                       教授  伊藤 敏郎
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by bwukokusai | 2010-02-16 16:28 | 教員コラム

卒業論文・修士論文発表会

昨日、国際文化学科の卒業論文発表会と大学院国際文化研究科の修士論文の発表会が行われました。
卒業論文発表会では、4年生のうち、特に優秀な論文を執筆した欧米・中国・日本文化コースの3名と観光文化コースの2名 計5名が発表しました。

欧米・中国・日本アジア文化コース
・大衆社会の出現と民主主義――リップマンとオルテガを中心に――
・中原淳一の世界――『それいゆ』と現代
・アメリカ映画の中で描かれたゲイの時代的特徴

 
「なぜ、民主主義の中から全体主義が生まれたのか」について文献を読み込み、真の民主主義社会はどうあるべきかについて思索を深めた青山真理さん、小さい頃から好きだった中原淳一を取り上げ、『それいゆ』の雑誌分析を中核にして、現代に残る彼の足跡を精力的に調べあげた桜田晶子さん、「なぜ、同性愛者が差別されてきたか」ということを『去年の夏、突然に』(1959年)、『フィラデルフィア』(93年)など7本の映画とその時代背景についての分析から論じた保坂佳美さん。

観光文化コース
・日野市の過去と現状
・北海道のワイン


「近隣の日野市は新撰組と関連があるのに、あまり知られていないのはなぜか」という疑問から、新撰組に対するイメージの変遷と、現在、日野市がどのように観光資源として力を入れているかについて論じた蘇菁妍さん、ワイン販売のアルバイトを通じてワイン製造について興味をもち、北海道のワイナリーについて調べ、ワインツーリズムの可能性について論じた森田静香さん。

大学生活の中で疑問に感じたことを分析・研究し、論文にまとめ上げたこと、「これについて学びました」と言えるものを手にした皆さんに大きな拍手を!! 青山真理さんが国際文化学科の学長賞に決定されました。

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修士論文発表会では、国際文化専修の大学院生が3名(健康心理学専修が4名)発表しました。

国際文化研究科(国際文化専修)
・仏教文化から見る茶と禅について――仏教とキリスト教の比較の視点から――
・日本語の配慮表現について ――中国語との比較において――
・用語の普及度から見た中国ファッションの現状分析とこれからの課題


禅宗と茶道に共通する思想背景を他の宗教の場合についても探ろうとした郭虹さん、日本語の配慮の表現について取り上げ、それがなぜ配慮となるのか、中国語に訳した場合にも配慮となるかなど、分析し、日中の配慮の仕方について考察した何菊さん、的確なファッション用語が不足している中国でファッションに関する外来語をどのように取り入れていったらいいのかに関して、具体的な提言を行った趙星星さん。
今年度は皆中国からの留学生でした。日本人の私達が日ごろあまり意識していない事柄について新しい視点を提供してくれる発表でした。皆さんのこれからのご活躍を期待しています。

                                                      
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by bwukokusai | 2010-02-10 17:36 | ニュース&トピックス

ある卒論ゼミの風景

キャンパス内は、例年1月20日近くになると少しピリピリとした雰囲気になります。卒業論文の提出の時期なのです。普段はおっとりとした学生が、血走った目で提出先である教務部に駆け込んだりする姿も珍しくありません。そして、提出後に研究室に顔を見せてくれるときの表情には、例外なくすがすがしいものがあります。

私の専門が、国際関係、アメリカの政治・外交といった領域であるため、私の卒論ゼミでは、ベトナム戦争、アメリカの政治制度、近現代の国際政治、などに関するテーマを選ぶ学生が多くなります。特に、ベトナム戦争は、これまで何人もの学生が取り組んできたテーマです。彼女たちは皆、超大国アメリカが、20年余りにわたってベトナムに軍事介入した挙句に撤退を余儀なくされた一連の経緯に興味を抱くのですが、アプローチの仕方はそれぞれです。アメリカが1950年代半ばに介入するにいたった状況に焦点を当てたもの、アメリカの本格的な軍事介入のきっかけとなった「トンキン湾事件」を中心に論じたもの、戦争がアメリカ社会に与えた影響と反戦運動の関連を考察したもの、などなどです。それぞれの学生の問題意識が異なるので、同じテーマでも同じような論文にはなりません。ひとつの事象を複数の視点から見ることの重要性を、教員の方が学ばせてもらっているわけです。

私のゼミで、今年度卒論をまとめた学生のことも少しお話します。彼女の最初の関心は、「全体主義(あるいはファシズム)がなぜ生まれたのか?」というものでした。その関心は、やがて全体主義を生み出す社会の方に向けられていきました。つまり、「ヒトラーがなぜ登場したのか?」という疑問を足掛かりにして「12年間もヒトラー政権を存続させたドイツ(あるいはヨーロッパ)とはどのような社会なのか?」という大テーマに挑んでいったのです。具体的には、リップマン1)とオルテガ2)という二人の思想家の主著を、比較しつつ考察する作業を積み重ねました。両大戦間期に青年時代を過ごしたこの二人の思想家は、ファシズムが専制的な社会からではなく、民主化が市民レベルまで浸透した「大衆社会」の中から生み出される状況をつぶさに観察していました。そのようなわけで、大衆社会に内在する全体主義の「芽」を描き出した両者の主著――『世論』(リップマン、1922年)と『大衆の反逆』(オルテガ、1930年)――は、彼女にとって自身の問題提起を考察する際にうってつけの材料となったわけです。

教員にとって卒論は一種のマジックのように思えることがあります。人間は、幼いころは日々成長し、その様子がはっきりと見えますが、ある時期からは、少なくとも外見からは劇的な進歩は確認しにくくなります。ところが、卒論に取り組む学生は、数ヶ月で驚くほどの成長を見せることがあります。「きのうまではハイハイしていた赤ちゃんがヨチヨチと歩いた」みたいな変貌振りを見るときほど教員としての喜びを感じるときはありません。

1) リップマン: Walter Lippmann(1889-1974)アメリカのジャーナリスト、政治評論家。
2) オルテガ: Ortega y Gasset(1883-1955)スペインの哲学者。

                                                       教授  中沢 志保
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by bwukokusai | 2010-02-09 11:36 | 教員コラム

交流の中から異文化を学びあう~チューター活動について~

現代文化学部のチューター活動は来年で6年目を迎えます。国際文化学科の学生も、その専門に結びつく活動であるだけに、始まった年から積極的に活動に関わってきています。

チューター活動は、異国である日本で学ぶ留学生を日本人学生がチューター(tutor 個人指導者)としてサポートする活動としていろいろな大学で行われていますが、本学部の活動はもっと相互的なものです。日本人チューターと留学生のペアに求められるのは、定期的に顔を合わせて、お互いにやりたいことを提案しながら交流するということです。これまでのペアたちは、レポートチェック・授業のアドバイスなどの他、互いの国の言葉のレッスン、一緒にランチをする、ディズニーランドやアウトレットに行く、留学生の国に旅行するなどの活動をしていました。このような自由な活動を成功させるのに必要なのは、互いに意味のある時間を持とうという気持ちと、その時間を作りだそうとする責任感といえるでしょう。

チューター活動をしているみんなが集まってイベントを行ったりもします。1月14日には新年会を行いました。おいしいものを食べながらのおしゃべりやゲーム、ペア活動だけでは味わえない楽しい交流でした。

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新年会のゲーム「人間知恵の輪」がほどけない・・・・










留学生はチューターとの交流から、プライベートな関係でこそ見えてくる日本人の考え方などを学べますし、異国で暮らす上で欠かせない人とのつながりを作ることができます。一方、チューターのほうも、同国人だけの付き合いからは学べないようなものの見方を学べ、相手の国や文化についても直接的に知ることができます。どこかに書いてあったこと、人から聞いたことでなく、自身の個人的な体験を通して異文化を理解するのです。社会に出る前の自由な感性でその体験をすることは、以後のものの見方を大きく変えていくものだと思います。

参加者からは、「自分の文化を改めて自覚できるようになった」「他の国の人がどんなことを考えているのか新しい発見があった」「普段なら出会う機会の少ない人と交流できてよかった」「いろいろなことを話せて楽しかった」「相手のがんばる姿を見て、自分ももっとしっかりしていこうと思った」「就職に役立つ」などの感想が寄せられています。

活動年度が終わってチューターという関係でなくなっても、その後も友達としてつき合いが続くということもたくさんあります。今年度の活動も終わりましたが、来年、どのような関係が始まっていくのかと楽しみにしています。

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ペアで書いた寄せ書き










                                                      准教授 星 圭子
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by bwukokusai | 2010-02-02 17:53 | 教員コラム