文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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2015年 02月 03日 ( 1 )

旅へのいざない(2)~行ってみたらこんなところでした~

 前回に引き続いて、私が訪れた中で印象に残っている場所を挙げてみたいと思います。今回はホテル選びです。

 1990年ごろだったと思いますが、パリの郊外にあるお城をホテルに改装したところに泊まったことがあります。川が流れる広大な敷地に、こじんまりした城(館?)があり、そのままホテルとして営業していました。この手のホテルにはいろいろなタイプがありますが、ここはしっかりとしたダイニングルームを持つ星付きのホテルレストランでした。
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 星付きといってもなにせ古いので、「すべてが快適!」というわけでありません。空調は旧式ですし、エレベーターは荷物運搬用のため、階段を何回も行ったり来たり、食事も決まった時間しか提供されません。インフォメーションもフランス語、ドイツ語、スペイン語、英語だけでした。古城ホテル以外にも、欧州には、優に100年は経っているグランドホテルがいくつも営業しています。その多くは高級ホテルですが、一度くらいは泊まってみると良いでしょう。

 なぜ一度くらいなのか?実は、私には価格と施設が一致せず、「割に合わない」感じがしてしまうことが多いのです。泊まってみたくて、事前に予約をしてから行くのですが、「なんか違うな」と感じて、途中でホテルを変えたことが何度かあります。移動先は大体ヒルトンやシェラトンといった米国系のホテルチェーンが多かったように思います。これらのホテルは、世界中どこに泊まっても同じで、部屋に入ってしまうと、それこそ「どこにいるのかわからない」のですが、それが私には「便利で快適」そして「割に合う」ようです。

 先ほどの古城ホテルも、今回「小平の風」を書くために20数年ぶりに検索してみたところ、まだちゃんと営業していました。ただし、大改装されたようで、外装はそのままでしたが、Wi-Fiや衛星テレビ、温水プールに、豪華ダイニング、ヘリポート付になっており、言語もブラジル・ポルトガル語、中国語、ロシア語にも対応しているようです。時代のニーズもあるでしょうが、私と同じような気持ちになった人も多かったのではないでしょうか。(http://www.grandesetapes.com/en/castle-hotel-esclimont-paris)

 パック旅行から個人手配旅行に主流が移る中、自分に合う「ホテル選び」は意外と難しいものです。年齢や経験によって、自分の中で「割に合う」ホテルも変わります。ホテルを選ぶ自由があるということは、外すリスクもあるということです。ただ、これも「におい」や「味」と同じで、行ってみないとわからないものの一つです。インターネットで行ったつもりになっていないで、何回も「外して」みてください。きっと、一つの街をいろんな角度から見ることができるようになります。

准教授 小川 祐一
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by bwukokusai | 2015-02-03 12:00 | 教員コラム