文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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2013年 04月 09日 ( 1 )

裏千家茶道同好会の四年生を送る会

 先日、国分寺のプリンセスライラで個室を借りて、四年生の追い出しコンパをしました。四年前は何となく不安そうな新入生だった彼女達が、先輩に可愛がられて学外のお茶会や小旅行を楽しんだりしていくうちに、居場所が定まった時のとてもよい表情を、私は今でも忘れません。いつのまにか後輩に教える立場になり、だんだんたのもしくなっていった五人だけれど、世の中の就職難ムードのため、話題が就活のこととなると、いつも和気あいあいとしたクラブ活動の最中でも、少し笑顔がくもったことを覚えています。しっかり者で聡明な彼女達ならば心配はないと思ってはいたものの、私は冗談で、「就職が決まらなかったら、皆で『和風喫茶、古都』でも経営したら?」と言ってみたところ、その案は少し本気でとても気に入られていました。流す曲やメニューの話なども、ふざけてしていたものです。しかし、最上級生になった彼女達が、そうそうたる有名どころや希望通りの会社から複数の内定をもらってきて、逆にどちらを選ぶか相談されたりする頃になると、私も嬉しいと同時に、真剣に考えてアドバイスをしました。
 四年生を慕う後輩達は、送る言葉を言っているうちに感極まって少しべそをかいていました。これからもけやき祭のお茶会だけでなくクラブに顔を出してくれるという約束をとりつけたり、寮を出る先輩達の新居を訪れる計画なども話に出るうちに、涙の跡が光るいくつかの顔にも笑顔が浮かんできました。たてのつながりは本当にいいものだと思いました。後輩達が心をこめて作ったアルバムも、四年生達に手渡されていました。
 欧米の卒業式にはガウンや帽子がつきものですが、ガウンは用意出来ないので、私は毎年一人ひとりの個性に合わせて、スタイリッシュな帽子や可愛い帽子、楽しい帽子等を選んでプレゼントしています。我らが尊敬する日野宗青先生は、皆の将来に芽が出るようにと、双葉の模様がついたお茶碗を四年生達に贈って下さいました。やさしいことに、卒業生達も、残される私達にアルバム等を用意してくれていました。
最後に下級生達が手を組んで花道を作り、卒業生はそのトンネルを通って退場しました。嬉し涙や希望に満ちた笑顔も見られた、心にしみる時間でした。
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                                             教授 久保田 文
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by bwukokusai | 2013-04-09 08:00 | 教員コラム