文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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2012年 10月 23日 ( 1 )

イメージする力

 今年に入ってから、マインドマップの研修会と記憶術の研修会に参加しました。いろいろ教えていただいたのですが、どちらの研修会でもイメージすることと感動することの大切さが心に残りました。今回はイメージすることの大切さについて書きたいと思います。
 マインドマップって聞いたことがありますか?脳の力を強化する思考技術のことで、発想を広げるとき、考えをまとめるときに最適な方法です。紙の中央に絵を書きそこからウネウネと5~6本主要な枝を伸ばし、その上に言葉を書き、さらに、連想で言葉と枝を広げていきます。例えば、自己紹介のマインドマップを書く場合、中央に似顔絵や動物など自分のイメージを書き、その絵から家族・仕事・趣味・好きな食べ物など主要な枝を出し、さらにそれぞれの枝を広げていくのです。記憶術の方は、従来研究開発されてきた様々な記憶術を再構築されたものを学びながら、たくさんの事柄を記憶するための力を訓練するものでした。
 マインドマップでは、まず、書きたいもののイメージを紙の中央に様々な色ペンを使用して書きます。絵は小さい頃から苦手意識があるのですが、色を選んだり塗ったりしていると結構楽しくなってきます。中央にどんな絵を書くか考えたり、無心で色を塗ったりしていると、新しいアイデアが生まれることがあるのも面白い点です。
 記憶術では、数多くの事柄を一度に記憶し、忘れないようにするためにイメージする力がさらに重要となります。教えていただいた記憶術はすべて「イメージ〇〇法」となっており、研修会ではイメージ力を訓練する時間も取られていました。例えば、自転車をイメージするとき、それはどっちを向いているのか、どんな型の自転車かなど、なるべく細部に至るまで具体的にイメージするようにします。次にもう一つのものと関連付ける練習をします。ひまわりと関連付けるとしたら、例えば大きなひまわりの花が自転車をこいでいるというようなイメージを作ります。自転車とひまわりが肩を組んでいるというようなイメージでもいいです。このイメージはなるべく極端に、そして自分の感情に訴えるようなものにするとインパクトがあります。慣れてくると、自分で作り上げたイメージに思わず笑ってしまったりするほどになります。2日間の研修でほぼ全員がそれほど苦労なく160個の単語を覚えることができるようになりました。
 ところで、担当している科目に「日本語学概論」があり、日本語表記のルールについて簡単に触れます。オ列長音の話のときに、学生からある覚え方を教えてもらいました。それは、「遠く(とおく)の大きな(おおきな)氷(こおり)の上を多く(おおく)の狼(おおかみ)十(とお)ずつ通る(とおる)」という文です。聞いてみると小学生の頃に習ったといいますから、その記憶の定着度は素晴らしいですね。この文の持つ何となくロマンチックなイメージに負うところが大きいのではないでしょうか。
 件の記憶術講習会には小学生も参加していました。自分の隠れた力を十分に生かすための技術を手に入れることは価値のあることだと思います。もっと若いときに受講したかったなぁと思いました。

 さて、6月に読書感想マインドマップコンテストがあり、投稿しました。未熟なものですが、お目にかけます。このブログで取りあげられていた『舟を編む』が課題図書の一つでしたので、それを読みました。秋にも行われるので、また投稿しようと思っています。本を読むことがさらに楽しみになりました。

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教授 齊藤 眞理子

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by bwukokusai | 2012-10-23 13:26 | 教員コラム