文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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2012年 06月 12日 ( 1 )

日本語教員養成課程の学生による交流を中心とした教育実習

タイ・泰日工業大学の8名の学生さんが5月16日から6月13日まで約1か月本学留学生別科で短期研修を行いました。ブログがアップされる頃は皆、帰国準備に慌ただしいことでしょう。

今回来日した学生たちは日本語の勉強はタイで行っているので、研修では実践の場を提供してほしいというのが先方の意向であり、参加学生の希望も日本でのさまざまな体験・日本人との交流・日本文化理解であったので、今回の研修では、日本文化の紹介のほか、日本語を使ったさまざまな交流の機会を設け、午前中の授業は交流する際に役立つ日本語表現中心の内容としました。

昨年2月末に始まった前回の研修と異なり、学期中に行われたため、学部学生との交流は、日本語教員養成課程の学生を中心に15名、延べでは50名余りと充実したものとなりました。

現代文化学部に設置されている日本語教員養成課程では、4年次に日本語学校などで実習を行っています。今年度は、この短期語学研修を絶好の機会と捉え、午後の交流授業のいくつかを学生が担当する形としました。何をするかを学生から出してもらい、皆で検討した上で、実施しました。どの授業も大好評で、笑顔いっぱいの実習となりました。そのいくつかをご紹介します。

◆スポーツを通した交流:色鬼(いろおに)、だるまさんが転んだ、勝ち抜きバドミントンをして盛り上がりました。勝ち抜きバドミントンでは、タイの学生と学部学生とでペアを作り、チーム名を二人で考え、チームワークを築くことから始めました。

◆カルタを使った交流:アニメを素材にしたもので、カルタ自体も登場人物の名前になじむための人物相関図も力作でした。皆が札を取れるように読み札を入れ替えるなど参加者の反応にも配慮がされました。

◆すごろくを使った交流:日本文化についてのクイズや納豆や梅干を食べるチャレンジコーナーが設けられていて、ドキドキ感いっぱいのものとなりました。盛り上がりすぎて、近くの研究室には少し迷惑だったかもしれません。


料理を通した交流:家庭料理の作り方を絵や模型で説明した後、皆でおにぎりを作りました。最後にそれぞれ感想を言ってもらい、片付けも協力して行い、和気藹々とした雰囲気の中で楽しく終了しました。

タイの学生からの発信という活動も意識して取り入れました。受身で参加するより、自分で行うほうが大変ではありますが、学びは大きいものです。①タイ紹介、②日本体験、について各自パワーポイントを使いながら発表してもらい、発表の場面になるべく多くの学部学生に聞き手・質問者として参加してもらうようにしました。また、けやき祭を活用し、タイの学生にも参加してもらうようにしました。それぞれの活動に学部学生の大きな協力がありました。

日本語教員養成課程の学生たちは責任を持って授業を担当することで、細部にいたるまで授業を予測し、準備することの大切さを知ることができました。また、教案に縛られることなく、学生の様子を見てその場で臨機応変に対応することにも気づいていました。何より素晴らしかったのは手作り感のある教材で、楽しく授業を進められたことだと思います。

他の学部学生もタイやタイ人について理解を深めることができました。行ってみたい気持ちになったという声が聞かれました。

校内見学の日に初めて会った時には、小さな声で自己紹介をしていたタイの学生さんたちは、今ではニックネームで呼びかけながら学部学生と交流しています。

現代の学生はフェイスブックやツイッターを利用している人が多いです。一人ひとりが楽しい思い出をたくさん持ち帰り、これからも友好の絆を深めていってほしいと願っています。

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by bwukokusai | 2012-06-12 17:19 | 教員コラム