文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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2011年 11月 01日 ( 1 )

Steve Jobs

2011年10月5日、アップル社の共同創業者Steve Jobs氏が亡くなりました。若い皆さんには、iPhone、 iPad、あるいは iPodを世に送り出した人として記憶されるのでしょうが、私にはアップル製品との長い付き合いがありますので、今回ブログで彼のことを取り上げたいと思います。彼の死は2つの理由により私の胸を強く突いたのです。

まず、最初に彼がいなければ私はパソコン(personal computer)に触れていなかったからです。私の学生時代にはパソコンはありませんでした。個人で所有できるような小型で、使いやすい、学生が買えるような安価なコンピュータは存在していませんでした。コンピュータと言えば、研究所や大学が持つ大型で高価な物でした。アップル社が個人でも持てる、操作も簡単なパソコンを販売したのです。Windowsパソコンが出てくる前、使いやすいパソコンと言えばアップル製でした。そういうわけで、私が最初に買ったのはアップル社のマッキントッシュ、略してMacでした。コンピュータのことを何にも知らない私でも、英文科卒でタイプライターのキーボードは早く打てるので、ワープロソフトで書類を打つことにはすぐ慣れました。最初のMacを大事に使った後、数台買い替え、現在はオーストラリアの海の色から名づけられた「ボンダイ・ブルー」のiMacが自宅に置いてあります。iMacは最近殆ど使わないのですが、愛着があり、捨てきれずにいる一品です。ネットワークの関係で、ここ10年以上、仕事はWindowsパソコンで行っています。しかし、アップル社がSteve Jobs氏死去後に出したメッセージの一文、 “The world is immeasurably better because of Steve.” (The Japan Times, October 7, 2011, p.1) にあるように、私の仕事はSteve Jobs氏により大いに助けられました。

もう一つ述べておきたいことは、Steve Jobs氏が私と同年代、日本の学年では同級生にあたるということです。病気のため衰弱していく彼の姿を見ることには辛いものがありました。彼にはまだ沢山やりたいことがあったでしょう。彼の死後メディアで大きく取り上げられた2005年のスタンフォード大学卒業式での彼の演説を見られた方も多いと思います。私は特に以下のところに驚かされました。

When I was 17, I read a quote that went something like: “If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.” It made an impression on me, and since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself: “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?”
(http://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html)

彼が17歳の時から「今日が人生最後の日だったら、今日やることはやりたいことなのか」と毎朝自問し続けたことに、ぼんやりと生きてきた私は頭を殴られたような気がしました。あなたはこのメッセージをどのように受け止めますか。
                                                        教授 城 由紀子

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by bwukokusai | 2011-11-01 09:09 | 教員コラム