文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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2011年 07月 26日 ( 1 )

猛暑、節電の夏休みの過ごし方

本学は、今日で通常の授業期間が終わり、試験期間を残すのみとなりました。来週からはいよいよ夏休みです。今年の関東地方は、例年より10日ほど早い梅雨明けで7月中旬から猛暑に見舞われています。加えて節電の必要性から例年のようにエアコン頼みとはいかず、電力に頼らない暑さ対策に注目が集まっています。

文化学園の服飾博物館では今、「暑さと衣服-民族衣装にみる涼しさの工夫」と題した企画展が開催されており、先日、見てきました。温帯や熱帯など気候区分ごとに、34の国と地域の民族衣装が展示されています。暑い地域では、インドのサリーのように長い布を体に巻き付ける衣装が多く見られ一見「暑くないの?」と思ってしまいますが、日光を遮ったり、ゆったりした布と体の間に空気が通り涼しいのだそうです。日本の盛夏用の着物は、朝顔など涼やかな柄をあしらい目で涼を感じられるだけでなく、麻を用い着心地も、肌触りも涼しくする工夫がなされてきました。他にも沢山の衣装があって勉強になりました。皆さんにも、装いの工夫で涼しく過ごすヒントが見つかるかもしれません。

暑いところで、いかに涼しく過ごすかを工夫する他に、暑い時期は、涼しいところで過ごす、という考え方もあります。これがいわゆる「避暑」です。一般に、避暑という習慣は、明治に日本に訪れた外国人宣教師や教師、商人たちによってもたらされたといわれています。長野県の軽井沢は、カナダ人宣教師アレクサンダー・クロフト・ショーが夏に滞在したことが起源とされ、現在でも旧軽井沢にショーハウスが残されています。また、同じく長野県の野尻湖は、大正期にカナダ人ノルマンによって外国人村(国際村)が開かれています。東日本大震災で津波被害にあった日本三景・松島を望む高山に、アメリカ人医師ハレルが妻の病気療養を目的に別荘を立てたことから、高山外国人避暑地が形成されました。これらは「山の軽井沢、湖の野尻湖、海の高山」といわれ、日本三大外国人避暑地と称されています。

今年の夏は、旅行業界も「避暑」に注目しています。「節電の夏を涼しい北海道で過ごそう!」といったキャンペーンを展開して北海道や長野などの旅行に力を入れています。航空各社も例年より、北海道への航空運賃を格安に提供しています。「避暑」をキーワードに探してみるとお得な旅行が見つかるかも知れませんよ。


文化学園服飾博物館HPはこちら


                                                    助教 栗山 丈弘
文化学園大学 現代文化学部 国際文化学科のHPはこちら
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by bwukokusai | 2011-07-26 12:21 | 教員コラム