文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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2011年 02月 15日 ( 1 )

英語上達法第2弾

 以前、スピーキングの上達法は音読である、と書きました。それでも基本構文が頭に入っていなければなかなか話せるものではありません。
 日常的な挨拶程度の英語なら、高校の教科書に載っている会話文を何となく覚えていればいいでしょう。しかし社会人になれば挨拶だけで仕事はできません。母国語で考えていることを外国語で表現する「スピーチ力」こそ、真の語学力といえるのです。
 ではどうしたら「スピーチ力」を伸ばせるでしょうか。語学力の基本は「作文力」です。しかし、話そうとするたびに頭の中で作文していては会話になりません。そこで、自分に必要なジャンルの本を選び(医学生なら医学雑誌、但し簡単に読めそうなもの)、そして「使える!」と思った文章を書き写します。ワープロを使ってはいけません。使い方を誤ると、文明の利器は言語習得の敵です。えんぴつと指と視覚を使って文章を頭に伝達し、何度も書いて頭に覚えさせます(このとき音読するとさらに効果的です)。いわゆる昔の漢字練習帳の要領です。
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 この方法がなぜ有効かは、証拠があります。イギリスの学校では、昔はペンマンシップで書き方練習をしていましたが、ある時点でやめたそうです。では現在どうなっているでしょう。イギリス人学生の手書きの手紙を見ると、文字は判読不能、スペルはでたらめ、文法間違い、およそ母国語とは思えない文章が目立つようになりました。ワープロのスペルチェックに頼りすぎて、明らかに練習不足。(人のことは言えませんが・・・)
 語学習得はアナログの世界。時代遅れと言われようが、「師、のたまわく」を毎日暗唱した武士の習練が最良なのです。

※ペンマンシップ・・・主に筆記体を練習する英字練習帳
※「師、のたまわく」・・・論語では「子曰」
                                                       教授 白井菜穂子


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by bwukokusai | 2011-02-15 10:59 | 教員コラム