文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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2010年 06月 29日 ( 1 )

百聞は一見にしかず

私は、36年間勤めた会社を今年の2月に辞めて、4月から文化女子大学に来ました。
「会社」と「大学」という環境の変化に戸惑うこともいくつかありますが、今までの実務経験をもとに教えることができ、また、学生の皆さんと一緒に学び、考え、成長していく機会を与えられたことに大きな喜びを感じています。どうぞよろしくお願いします。

会社ではいろいろな職場を経験してきましたが、私が担当する国際観光コースとの関係が深いのは、2年ほど前のジャルパックでの経験です。
ジャルパックは、1964年に日本航空が日本で最初に作った海外旅行パッケージ商品(航空、ホテル、観光などを組み合わせた商品)「ジャルパック」を企画販売し、提供している会社です。現在、世界で36箇所にオフィスがあり約1000人が働いています。

海外旅行商品は、何と言っても、海外でのオペレーションが最も重要です。すなわち、ホテルやレストランを予約したり、バスやガイドを手配したりと、現地のスタッフがいかに努力して、お客さまの満足のために準備をし、おもてなしをするかにかかっています。

従って、ジャルパック時代は、できる限り、海外のオペレーションの状況を見て回りました。ハワイ、米本土、グアム、オーストラリア、中国、韓国、ヨーロッパを、それぞれは短い時間でしたが、月に2箇所のぺースで世界を回りました。
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上は、そのときに自分で撮った、ナポリの写真です。(以下の写真も全部、自分の携帯で撮ったものです。写真のまずさはお許しください。)ナポリの街とナポリ湾、そして右手遠くに2000年以上前にポンペイの町を噴火で埋めたベスビオス火山が見えます。
写真では十分、美しさがわかりませんが、本物はまさに「See Naples and die.(ナポリを見てから死ね)。」(日本では「日光を見るまでは結構と言うな。」)
また、ナポリの東洋大学で日本語を勉強した素晴らしいイタリア人ガイドと一緒に食べた本場のピザも美味しかった。イタリアには地中海特有の底抜けの明るさがあります。
下の写真は、左から、パリの「オペラ座」(上部)を滞在したホテルの部屋から撮ったもの、まん中はパリ郊外の「シャルトル大聖堂のステンドグラス」(聖堂の中から撮ったもの)、右は同じくパリ郊外にあるフランス最大の宮殿である「フォンテーヌブロー城」。いずれも歴史の重み、厳かさを感じます。
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                                            ※写真をクリックすると大きくなります

下の左は、ご存知、日本人にとって最大の海外リゾート地、ハワイ・ホノルルのワイキキ海岸とダイアモンドヘッド。右はオーストラリア・シドニーのオペラハウスです。いずれも古い伝統とか歴史というよりも、楽しさ、新しさや豊富な自然資源を有する優れた観光地です。
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写真はありませんが、中国や韓国では、歴史や伝統とともに、急速な経済発展に伴う「変化・新しさ・進取の精神」が街にあふれていました。

百聞は一見にしかず!
日本でどんなに説明を聞くよりも、実際現地に行って見るのは説得力があります。観光地・観光資源としての魅力、現地スタッフの働き、ホテルやレストランなどの質、すべてが自分の眼で「見る」ことによって把握できます。
事前に本を読んだり、写真を見たり、話を聞いたりするのも大事ですが、とにかく現地に行って実物を見る、現地の人とも交流する。これが「観光」、「旅行」の素晴らしさであり、「モノ」のあふれる社会において、これからますます高まる人間の欲求の実現です。

                                                       教授 高橋 哲夫

文化女子大学 現代文化学部 国際文化学科のHPはこちら
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by bwukokusai | 2010-06-29 08:59 | 教員コラム