文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

bwukokusai.exblog.jp
ブログトップ

2010年 03月 09日 ( 1 )

こころ豊かな感性と人間形成の場

大学という場は、これまでの高校での断片的な知識の習得・学習とは明らかに違って,広く開かれた高度な学問文化を学ぶところです。いいかえると、それは「大学は学問を通じての人間形成の場である」と言えると思います。大学では単に知識の詰め込み集積を学ぶだけではなく、むしろそうした知識を元に自分自身が自らの思惟・思索力で取捨選択し、判断し、善なる良き理想とする方向を目指し追究する場であります。一言でいえば、そこでは真・善・美のイデアを求め“考える”場であるといえます。

自分が真摯にひたすら学ぶことから、自然に自らの好みや思考に合った方向性が見えてきて、知らず知らずのうちに柔軟性や感性に富んだこころ豊かな人間形成・思想形成がされていくはずです。それは大学という専門的知識・技術をもった学識者の集団あってこそ、人類が蓄積してきた文化思想の継承発展が可能となり、また,学問的知の広い高い深い未知なる世界へと誘ってくれる訳です。とにかく,大学は学び考える、そして何かを確実に身に付けることの楽しさを育んでくれる絶好の場だといえます。

したがって、大学はいわば一生の仕事であるライフ・ワークの糸口を発見する“揺籃期”に当たると言えよう。その意味は重大である。何しろ自由な学窓から実社会に出てからのその人個人の将来に向けての展望そして発展は,君たちのように頭脳が若くて、何を見ても,何を聞いても、何を学んでもすんなりと吸収する能力がある、そうした青春期の真っ只中にこそあり、恵まれた特権をもつ二度とない春の季節にあると言える訳です。

学ぶこと、知ることの楽しさ、そして将来社会に出てからの勇気,決断力,独立自尊の精神、いわば雑草の様な逞しい生命力を発揮するその原点がここで生い育つことを期待し、素晴らしい人生を掴み取ってもらいたいと心より願っています。以上、そうした夢をもって私は「日本文化」のゼミを指導し学生と共に学んでいます。
                                 
                                                        教授 新保 哲
文化女子大学 現代文化学部 国際文化学科のHPはこちら
[PR]
by bwukokusai | 2010-03-09 10:35 | 教員コラム