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文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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日本語教育実習終わりました

現代文化学部には日本語教員養成課程が開設されており、それぞれの学科の専門に加えて、日本語教員になるための勉強をすることができます。日本語教育実習はその集大成であり、毎年履修生の状況と可能な実習場所とを考え合わせ、実習内容を決めています。今年度は新宿の文化外国語専門学校に日本語教育実習への協力をお願いしました。文化外国語専門学校にある日本語教師養成科の実習と同時期、6月下旬から7月上旬にかけて文化学園大学の実習クラスを開かせていただいたのです。日本語科の初級レベルの学生さんを対象に参加希望者を募り、正規の授業後に行われる実習クラスに参加してもらいました。

初級対象の日本語教育実習は授業見学と文型の導入・練習を中心とした教壇実習とが中心になります。授業で取り上げられる文型は初級の学生にとっては未習のものから選ばれています。初級の学生にとって初めて習う文型を実習生が担当することになるのです(ちなみに、後で正規の授業でも取り上げられることになっています)。今回選ばれた文型は、「(まるで)~ようです」、「~たまま~します」、「~ようにしています」、「~しているところです」などでした。留学生2名を含む5名が実習を行いました。

教案作成・模擬授業は大学の授業でも行っているのですが、実際の初級レベルの学生さんに教えるのは緊張感がかなり違うようでした。皆、必死で資料を集め、読み込み、流れを考え、教案にまとめました。さらに授業で使用する絵、文字カード、練習プリントなどを準備していました。模擬授業では5~10分くらいしか続かなかった学生たちですが、皆担当の25分をしっかりとやり遂げました。終わるたびに初級の学生たちが拍手してくれていたのが印象的でした。

学生たちに実習の体験を振り返ってもらうと、教えることがいかに大変かということを思い知ったという意見が多かったです。授業の準備の大変さももちろんなのですが、授業の始まりの部分から雰囲気づくりをし、引っ張っていかなければならないことを実感したと話していました。ずっと教えられる側だったけれど教える立場になって教師の気持ちが分かったとまで言っていました。初級レベルの学生に理解してもらえるように、言葉や文法をコントロールして話すのが難しかったという意見も複数出ました。これは共通語が存在しない多国籍の初級日本語クラスで新米教師も感じる戸惑いです。大変だったけれど、教えるのが楽しかったと言った学生もいて、嬉しく思いました。

文化外国語専門学校とは別に、本学科の留学生の出身校で授業見学をさせてもらえることになり、先日留学生ともども挨拶に伺いました。東日本大震災の影響で大きく減少した来日留学生数も最近はかなり回復してきており、日本語教師が不足しているということでした。ベトナムに関連校があるので、一か月くらい現地で研修をすることができるというお話、教師を目指している学生がいたら紹介してほしいというお話を頂きました。卒業単位以外に日本語教員養成課程を履修し、将来への選択肢を広げてみるのはいかがでしょうか。

教授 齊藤眞理子
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by bwukokusai | 2014-08-05 09:00 | 教員コラム