文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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言葉が持つ不思議な力

 3月になりました。しかし「春です」と言い切れないのが今年の春。まだ寒い日が続きそうです。ところで「春」と言う言葉には、何か良い響きがありませんか。春には、草花が芽吹き、日中の時間がだんだんと長くなり、新しいことが始まりそうなポジティブな響きがあり、良いエネルギーを持った言葉です。そこで今日は「言葉が持つ不思議な力」についてお話をいたしましょう。
 私達は、毎日何気なくいろいろな言葉を使っています。その中には、ポジティブな言葉やネガティブな言葉が混在し、時には口癖のように同じ言葉を繰り返し使ったりもします。私事になりますが私は、相田みつをさんの「人間だもの」という日めくりカレンダーの一節を、毎朝読んで出勤します。このカレンダーに書かれている一言、一言が、「今日もがんばろう」という勇気を私に与えポジティブな気分にしてくれます。言葉の持つ威力を感じる一瞬です。
 これとは逆に、ネガティブな言葉も私たちの周りには沢山あります。ネガティブな言葉はマイナスのパワーを持っているようです。その一例ですが、「水」について研究をしているある研究者が、興味深い実験をしました。大きな水瓶に、水(事前にこの水の結晶を顕微鏡でチェック)を入れ、数人の子供達に一定期間その水瓶の水に向かって罵声を浴びてもらいました。するとその罵声を浴びた水の結晶は、実験前の整った結晶ではなくゆがんで見えたそうです。植木や花に愛情を持って話しかけると、良く育ちきれいな花が咲くと聞いたことがありますが、この水瓶の中の水は、わけもわからず子供達に罵声を浴びせられ、悲しかったのかもしれません。
 ネガティブな言葉が水の結晶までゆがめてしまったかどうかは議論のあるところでしょうが、私たちの毎日の生活の中でもネガティブな言葉のパワーがもたらすいろいろなことが起きていると思います。つい最近、病気などしたことのないいつも元気な友人が、体調を崩したと聞き理由を聞いてみました。すると間接的にですが、非常に深刻でネガティブな言葉を数週間聞き続け、疲れきってしまったというのです。直接ではなく間接的にでもネガティブなことを聞くと、聞き方によっては体調まで崩すほどになるということを知りました。
 人間が持っている言葉というすばらしいコミュニケーションツールを、できるだけ良い方向に活用したいものです。周りにいる人を元気付けたり、癒したりできれば最高ですね。ちなみに今日3月6日の相田みつをさんの日めくりカレンダーの言葉は、「しあわせはいつも自分のこころがきめる」です。幸せな一日をお過ごし下さい!

                                                 教授 坂本政子
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by bwukokusai | 2012-03-06 11:05 | 教員コラム