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文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)

まだ皆さんの記憶に新しいとは思いますが、4月29日に英国のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式が行われました。他国の王子の結婚式といえども大変喜ばしい出来事でした。その挙式が執り行われたのが、ウェストミンスター寺院です。結婚式は日本でもテレビ放映されていたため、この寺院の内部をかなり詳細に見る事ができました。今回はこの由緒ある寺院について少し触れてみたいと思います。

ウェストミンスター寺院は、英国のロンドン市ウェストミンスター自治区にある、英国国教会の教会で、ゴシック建築を代表する大礼拝堂です。寺院の西正面に2つの塔、南に回廊、食堂などがあります。

その歴史はイギリス王室の歴史と重なります。11世紀にエドワード懺悔王が建設し献堂式をあげました。さらに13世紀にはヘンリー3世によりフランス・ゴシック様式のフランス大聖堂にならい放射状祭室頭部が建てられましたが、1298年に大火で破壊されました。その後、正面部分は16世紀初め、塔の部分は18世紀に造られました。11世紀にノルマン朝最初の王ウィリアム1世が、このウェストミンスター寺院で戴冠式を行いました。それ以来現在まで、歴代の国王や女王の戴冠式や冠婚葬祭などさまざまな王室の行事が執り行われ王室と深いかかわりをもっています。また内部の壁と床には、歴代の王や女王、加えて過去1000年近くにわたる英国の歴史上の名士たちも埋葬されています。 埋葬されている著名人を何人かあげると、アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン、ディビット・リヴィングストン、ジェフリー・チョーサー、チャールズ・ディケンズ、トーマス・ハーディ、ロバート・ブラウニング、ローレンス・オリィヴィエ等です。 特に南袖廊には、“Poets’ Corner”として有名な文学者の墓があります。 墓地はすでに一杯になっているそうですが、ここに葬られる事は英国人にとって最高の名誉とされています。

1987年には、同じウェストミンスター自治区にあり寺院に隣接している国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)と聖マーガレット教会とともにウェストミンスター寺院は世界遺産(文化遺産)に登録されました。

ついでに、ウェストミンスター寺院と間違われやすいのが、同じウェストミンスター自治区にあるウェストミンスター大聖堂(Westminster Cathedral)です。これは英国最大のカトリック教会です。 

                                                      教授 石田 名都子
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by bwukokusai | 2011-06-07 15:42 | 教員コラム