文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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初めて訪れた高野山

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                             8月の高野山

今年の夏は記録的な猛暑でしたが、皆さんは夏休みをどのように過ごされましたか。何か新しい体験や発見をしましたでしょうか。夏休みは皆それぞれが、普段なかなかできないことをしてみる良い機会だと思います。

私は、毎年ほとんどアメリカのアリゾナ州で過ごし、古い友人達との交流を楽しみますが、今年の夏は今までに行ったことのない土地を訪ねてみることにしました。世界遺産の「熊野古道」で有名な高野山です。偶然オーストラリアの友人が「高野山に行ってみたい」ということがきっかけで行くことになったのですが、お陰さまで身も心もリフレッシュする機会を得ました。金剛三昧院という世界文化遺産に登録されている宿坊に、3泊4日滞在。初めて朝のお勤めに参加し、精進料理を戴き何ともすがすがしい体験でした。私たちが泊まった宿坊はクーラーがなくても涼しく、夜は窓を開けておくと寒く感じるくらいで、東京のうだるような暑さがうそのようでした。高野山の空気はとても澄んでいて、特に朝の空気は吸うだけで何か身体が浄化され、心が静まり瞑想をした後のような爽快感を覚えました。

朝6時半、我々宿泊者は朝の優しい光が射しお線香の匂いが漂う本堂で、ご住職と6人の僧侶が唱える般若心経を静かに聴き、何か別世界に居るようなひと時を過ごしました。ご住職の説法も、日常我々が行っている何気ない習慣の「真の意味」をお話下さり、煩雑な毎日の生活の中では、めったに気をとめてみないようなことを改めて考えてみることの新鮮さを感じました。

時間の都合上、残念ながら熊野古道には行かれませんでしたが、高野山のとてつもなく背の高い杉を見上げながらゆっくりと歩き、イオンで浄化された新鮮な空気を胸いっぱい吸い、身体の細胞が活性化されていくようでした。ダライラマが「一年に一回は今までに行ったとのない所に行くと良い」という提言をされましたが、自分をまったく新しい環境におくことで、普段の生活の中では感じえないことや、新しい自分を発見したりすることができるように思います。数日でもぜひ機会を見つけ、新しい土地を訪れることをお勧めします。

                                                      教授 坂本 政子

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by bwukokusai | 2010-09-14 10:20 | 教員コラム