文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”

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大学とは人間関係を作る場

わたしの体験から大学という場を考えてみましょう。一体どういうイメージがそこからわいてくるだろうか。まず新築の白亜の殿堂が浮かんできます。キャンパス内には新入生をはじめ大勢の大学生たちがそれぞれに自分の好みに合った服装姿、派手なカラフルのもいれば黒い地味な学生服を着ているものもいて、これまでになかった開放感と自由感を存分に覚え。それは地方から出てきたわたしには全くの驚きでした。つまり学園の中に入ると一瞬、知的好奇心が湧きあがってくる感情を抑えがたい一方で、そこには形にはまらない自由な世界にいることを強く実感できたのでした。そして晴れて大学という学の府に入学した喜びとともに、友との人間関係を作ることに積極的だった。そうした何か新しいものを発見し気付く楽しさが思い出されます。一人ひとりの学友と芝生の上にあぐらをかいてとことん議論し合ったこと。いまでも友の一人ひとりの顔と一緒に我が青春像が髣髴と見えてきます。全国各地、北は北海道そして南は沖縄から、ようやく完成年度をむかえた新設白亜の校舎に集まった青春の群像は壮観そのもの。時に夜を徹して語り会った友とは今でも交流がつづいている。終生の友は中・高では作れなかったが、大学という幅広い学問・教養・文化を学べる場にきて、はじめてそれが適えられたのでした。高校まで環境教育をことにする同輩、先輩、そしてクラブ活動を通して、いろいろな個性ある友、わたしにはない考えをもつ友、そうした多様な友がいて知らなかったことをあらためて教えられ、知識や興味の幅を広げてくれた。だから大学とは幅広い知識、考える力をみにつける場だといえるのです。と同時に、もっと大切なことは人間関係を作る絶好の場だということです。それはコミュニケーションのことです。芯のある誠実な良き友を数多く得たこと、それがわたしの大学で学んだ遺産と言えるでしょう。

                                                         教授 新保 哲

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by bwukokusai | 2010-06-15 09:52 | 教員コラム